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未利用資源をシードルに
未利用資源をシードルに “無価値”と思われてきた摘果りんごを “テキカカ“とは、摘果作業で摘み取られる未成熟な果実のことです。 当社のデータを基に推定すると、青森県全体で954万時間の労働時間を投じて、127万トンもの摘果りんごが毎年捨てられていると考えられます。 “捨てる”を“作る”に変える必要があります。 そのまま食べると渋くて酸っぱい摘果りんご。 もりやま園では、自社開発のICT 技術=ADAM(※2019年7月にライブリッツ社のAgrion果樹と統合) を駆使し、再現可能な精密さで栽培記録を蓄積、5年の歳月をかけ、ついに摘果りんごを安全に収穫できる栽培方法を実用化しました。 日本のりんご栽培の歴史は一貫して生食向けで、渋みや苦みといった野生りんごの持つ特徴は品種改良により排除されてきました。CONCEPT
“価値”あるものにするために、
シードル作りを始める決意をしました。100年以上続くりんご農家の
“持続可能な農業”への挑戦
弊社が考えた造語であり、登録商標です。
実はりんご栽培の75%を占めるのが捨てる作業なのです。剪定に15%、摘果に30%、着色管理に30%です。収入になる収穫はたったの15%です。
テキカカシードルは、りんごづくりを未来につなぐために考案されました。アプリ開発で
“無価値”と思われてきた摘果りんごを
“価値”あるものに
その摘果した小さな実には、成熟果の約70倍ものプロシアニジンが含まれています。
何故今まで商品化が普通にされていないのか、
それは従来の栽培方法では、農薬の使用基準や残留農薬の基準の法令を守れないからです。摘果りんごの可能性
しかし、シードルでは味わい深さを出すには逆に渋みや苦みの強い品種が必要で、海外では生食に向かないシードル専用の品種が何百年も前から栽培されてきました。
森山代表はフランスノルマンディーのシードル街道を旅行し、搾汁されているシードル専用のりんごをかじって、7月に取れる摘果りんごに似た味であることを発見しました。
日本で栽培されている生食用品種であっても、摘果の時期は野生のりんごが持っている渋みや苦みの特徴が残っているのです。